コカコーラー1割値上げの恐怖 

飲料メーカー国内最大手の
コカコーラが来年4月に
最大で1割の値上げします。

物流費、原材料費の高騰による
影響と思われます。

コカコーラーの値上げは
インフレ時代突入のサインかもしれません。

 

コカコーラー1割値上げの恐怖

音声ダウンロード(MP3) [12月23日収録]

コカ・コーラ、来春最大1割値上げ

27年ぶり 物流費反映、他社が追随も

2018/12/21付 日本経済新聞 朝刊

 飲料メーカー国内最大手のコカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI、東京・港)は2019年4月にも、主力のコカ・コーラを含む清涼飲料を値上げする。まず大型ペットボトル商品を対象に、希望小売価格を6~10%引き上げる見通し。消費増税分の反映以外の値上げは27年ぶりになる。物流コストが上がっており、価格に転嫁する。業界首位が値上げに踏み切ることで、清涼飲料各社に波及する可能性がある。

大型ペットボトル飲料を値上げする

 19年4月出荷分から、2リットル、1.5リットル入りペットボトルの果汁飲料やお茶などを値上げする。清涼飲料市場はシェア競争が激しく、小売店の値下げ圧力も強い。消費増税に伴う価格転嫁を除き、長く値上げができなかった。物流費や原材料費の高騰を受けてアイスなど多くの食品が値上げに動くなか、清涼飲料でも値上げに踏み切る。

 コカ・コーラの1.5リットルペットボトルの希望小売価格は現在、税別320円だが、340~352円に値上げするとみられる。日経POS情報によると、スーパーでの10月の平均価格は138円。値上げ分がそのまま転嫁されれば146~152円になる。500ミリリットルペットボトルなど他の商品についても今後、値上げするか検討する。

 CCBJIは1997年の消費増税を受けた98年や、2014年に、消費増税分を価格に反映させた。19年10月に予定される消費増税で飲料は軽減税率が適用され、税率が据え置かれるため、今回は純粋な値上げとなる。増税分の上乗せ以外での値上げは、米社から調達する「コカ・コーラ」の原液の値上げなどがあった92年以来となる。

 値上げに動けなかったことで、CCBJIは利益率の向上に苦戦してきた。17年12月期の営業利益率は約4%。コカ・コーラの飲料を製造・販売する会社「ボトラー」でみると、世界上位5社のうち3位のCCBJIを除く全てが営業利益率10%以上を確保している。

 コカ・コーラの日本の販社はCCBJIのほか、北海道や北陸などに4社ある。コカ・コーラ商品の販売量の9割を占めるCCBJIが値上げに動くことで、他の販社も追随するとみられる。

 CCBJIは7月の西日本豪雨で主力の広島県の工場が被災し、操業できなくなった。同県内の別の場所に移転し、20年に再稼働させる予定。CCBJIの親会社のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは18年12月期、豪雨被害に伴う特別損失などを計上し、連結純利益は前期比64%減の90億円を見込む。輸送費の上昇も利益を圧迫しているようだ。

 飲料総研によると、17年の国内の清涼飲料市場シェアはコカ・コーラグループが26.7%で首位。輸送費が膨らみ利益率を思うように高められない課題は飲料各社に共通しており、価格戦略の見直しが広がりそうだ。

 


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